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行性パーキンソン症候群に伴う運動障害および全身倦怠感へのアプローチ

【患者特性】

  • 年齢・性別:50代 男性(高校教員)
  • 主訴:パーキンソン症候群に伴う歩行困難、小字症、構音障害、慢性倦怠感
  • 既往歴:特記事項なし

【来院に至った経緯】

パーキンソン症候群の診断より10年が経過。診断当初は支障なかったが、2年目以降から徐々に症状が進行。現在は執筆時の小字症や声のかすれ、慢性的な全身倦怠感により業務に多大な影響が出ていた。 特に疲労時には自力での寝返りや起き上がりが困難となり、家庭内での転倒も頻発。投薬治療(ドパミン製剤等)を継続しているが、その効果持続時間は2時間程度と短く、不安定な状態にある。 「65歳の定年まで教壇に立ち続けたい」という切実な願いを持つ中、当院の改善実績を知る実姉の紹介を受け、カイロプラクティックによる神経機能回復の可能性を求めて来院された。

【初診時の状態・検査所見】

  • 視診・触診
    • 右腰部の過緊張、皮膚の乾燥および色素沈着
    • 上部頸椎における「ちりめん状」の血管反応
    • 左右胸鎖乳突筋および脊柱起立筋の顕著な過緊張
  • レントゲン・可動域評価
    • 腰椎(L4-L5)および頸椎(C6-C7):D4レベル(6段階中4段階の変性)。約5〜10年の持続的負荷を示唆。
    • 可動域制限(FIX):左仙腸関節、C1(第1頸椎)、C6(第6頸椎)
  • 体表温度検査:左腸骨、L3、T10、C1-OCCに有意な温度パターンを確認
  • リスティング:L Ili PI(左腸骨後下方変位)、ASLA(第1頸椎前方上方左側方変位)

【経過と内容】

変性の進行度(D4)を考慮し、初期は週1回のペースでケアを開始した。

  • 2週目(第4回アジャストメント): 睡眠の質が向上。動作の重さは残るが、神経系の休息が図られ始めている兆候が見られた。
  • 8週目(第8回アジャストメント): 前傾姿勢が緩和され、歩行速度に改善が認められた。転倒頻度が減少し、下肢への力の入り方が安定。特筆すべきは「薬の効きが以前より良くなった(オン状態の質の向上)」との自覚症状が現れた点である。
  • 16週目(第16回アジャストメント): 長年の課題であった「食後の下痢(消化器症状)」が消失。腰部の浮腫や皮膚の乾燥も改善し、神経伝達による栄養状態の正常化が確認された。

【考察】

パーキンソン症候群は、ドパミンの産生(工場)と受容(配送先)の双方が損なわれる、パーキンソン病よりも複雑な病態である。本症例では、10年にわたる硬直や不良姿勢がサブラクセーション(神経伝達阻害)を固定化させ、本来備わっている回復力を著しく低下させていた。

アプローチとしては、土台となる左仙腸関節の正常化を優先した。左腸骨のロックは、腰椎への回旋ストレスを誘発し、代償的に上部頸椎への神経圧迫を引き起こす。この一連の連鎖が運動障害を増幅させていたと考えられる。 アジャストメントにより骨盤部のサブラクセーションが解消されたことで、大腸を支配する下部腰神経の過緊張が緩和。さらに上部頸椎の解放に伴う迷走神経の安定が、消化器系の正常化(下痢の抑制)に寄与したと推察される。

今後の目標は、残存している神経回路の「伝達エラー」を取り除き、脳が身体をより正確に認識できる状態を維持することである。1年でも長く教鞭を執り続けられるよう、神経系からのバックアップを継続していく。

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